不妊症の検査はいつから?どんな検査をするの?
子どもが欲しいけれど、なかなか妊娠しない。
だけど、不妊の検査はできればしたくないと
悩んでいる方は多いと思います。
どれくらい不妊期間があったら検査をするかですが
日本産科婦人科学会では「1年間」としております。
これは妊娠を希望している夫婦であれば、1年以内に90%近くが妊娠するためです。
*以前は2年間でしたが、平成27年より1年間に短縮しています。
しかし、特に女性の加齢と共に妊娠率が低くなります。
検査をしてみたら思いもよらない原因がわかることもあります。
検査は出来るだけ早く行いましょう。
不妊症の検査ですが、頻度の高い3大原因をまず検査しましょう。
①卵管障害
→卵管が詰まっているかどうかをみます。
子宮卵管造影検査や卵管通水検査でわかります。
詳しくは、こちらをご参照ください。
②排卵障害
→PCOSや高PRL血症、早発卵巣不全、ストレスや過度のダイエットなどで生じます。
採血や超音波でわかります。
詳しくは、こちらを参照ください。
③精液検査
→その名の通り精液検査を行います。
詳しくは、こちらを参照ください。
いずれも治療法があるものです。
私は1日でも早く、皆様に妊娠していただきたいです。
『また、生理が来てしまった』そんな悲しい思いはできるだけ少ない方がいいに決まってます。
なかなか妊娠しない原因を特定し、しっかりと治療しましょう。
院長 菊池 卓
静岡県静岡市の不妊治療専門クリニック、菊池レディースクリニック院長。日本産科婦人科学会産婦人科専門医、日本生殖医学会生殖医療専門医、特定不妊治療費助成事業指定医療機関。刺激周期を主体としたクリニックと自然周期を主体としたクリニックの2箇所に勤務経験あり。患者様のご希望と体質に応じた治療を行っていきます。