2023年4月4日変更 静岡市の不妊治療の助成金、静岡県の他の地域も

 

不妊治療の助成金とは

不妊治療が自費のみの時代は

費用負担軽減のために

静岡県や静岡市から患者様に助成金がありました。

 

2022年4月1日から保険適用に伴い

基本的には不妊治療の助成制度が終了しましたが

焼津市、富士市などは独自の助成制度を継続しております。

これらについてご説明します。

注意点とお願い

今回この記事を作成するにあたり

各自治体の担当者の方にご連絡させていただき

助成金の現状を出来る限り正確に書いたつもりであります。

 

しかし、制度は急に変わる可能性もあります。

また、利用可能条件は様々で、まだHPを更新中の自治体も多いです。

情報が違った場合の責任が取れないため

必ず事前にお住まいの自治体にご相談ください。

2023年4月1日からの変更点

最初に大事なことを2つお伝えします。

助成金はお住まいの自治体で変わります。

地域格差もかなりあります

不妊治療の助成金は静岡県と市の両方から貰えます。

※静岡市と浜松市は政令指定都市のため、県は無く市のみです。

焼津市などの政令指定都市以外の方は、県と市の両方から助成金が貰えます。

 

ただ、静岡県の不妊治療の助成金は2023年4月1日より廃止が決まりました。

東京都のように助成してくれることを祈ります。

 

参考までに東京都の助成金をご紹介いたします。

先進医療にかかった費用の7割を都が負担してくれます。

詳細はこちらの東京都のHPを参照ください。

東京都から当院に通院されている患者様は申請可能です。

助成金が基本的に終了した自治体

自治体名をクリックすると、市のHPに飛びます。

静岡県不妊治療助成金

静岡市不妊治療助成金

浜松市不妊治療助成金

藤枝市不妊治療助成金

島田市不妊治療助成金

 

多くの自治体が助成金を終了しました。

助成金を継続してくれる自治体もある中で

非常に残念です。

市独自の助成金を継続

ただ以前とは形式を変えて、不妊治療への助成を続けてくださる自治体もあります。

自治体ごとの助成方法は違うのですが

焼津市と富士市をご紹介させていただきます。

※詳細につきましては各自治体のHPを参照ください。

自治体名をクリックすると、市のHPに飛びます。

※現在HP更新中の自治体もあります。

気になる方は直接自治体にご連絡ください。

焼津市

 

 

焼津市は自費でも保険でも全て対象。

かつ回数も10回ととても手厚いです。

保険で治療した場合は先進医療が対象になります。

※注意点は1年以上前から焼津市民であること。

治療開始日が2023年4月1日以降であることです。

富士市

 

 

富士市はタイミング、人工授精、体外受精、不育症のどれでも良く、かつ自費でも保険でも全て対象という手厚い自治体です。

 

他の市町村

焼津市不妊治療助成金

富士市不妊治療助成金

富士宮市不妊治療助成金

沼津市不妊治療助成金

三島市不妊治療助成金

袋井市不妊治療助成金

磐田市不妊治療助成金

 

上記の市町村は不妊治療の助成金がありますが

内容(保険の先進医療のみなのか、自費も保険も共に可なのか)

条件(年齢制限や第2不妊まで、転居したばかりが不可など)

申請の締め切り期間

は各自治体ごとに様々です。

 

できる限り情報を把握するよう努めますが

急な変更もあり得ますので

助成金の申請を検討されている患者様は

お住まいの自治体へのお問い合わせをご自身でお願いいたします。

 

以上となりますが、今後も情報に変化があり次第upしていきます。

また当院では助成金の申請に手数料をいただいておりません。

自治体ごとに違う申請期限に間に合うよう、すぐに申請していただくようお願いいたします。

 

高額療養費制度

上記のように助成金はいくつかの地域で終了しました。

保険になりましたが、体外受精の費用は決して安いと言えないと思います。

 

ただ、保険の場合は高額療養費制度が使えます。

高額療養費制度とは保険診療での自己負担を減額してくれる制度です。

収入に応じて、一定額以上の自己負担を超えると

残りは国が支払ってくれます。

詳細はこちらを参照ください。

民間の医療保険

保険の採卵と移植は手術

保険での採卵および移植は手術扱いです。

民間の医療保険に加入されている方は、給付される場合があります。

ご加入されている医療保険会社にお問い合わせください。

先進医療について

先進医療は保険と併用可能な自費診療です。

高額療養費の対象にはなりませんが

※民間の医療保険に加入されており、先進医療特約(オプション)をつけている方は、全額カバーされる場合もあります。

ご加入されている医療保険会社にお問い合わせください。

 

よろしくお願いいたします。

 

院長 菊池 卓