2024年4月11日変更 静岡市の不妊治療の助成金、静岡県の他の地域も

 

不妊治療の助成金とは

2022年4月1日から不妊治療の保険適応が開始されました。

 

さらなる患者様への費用負担軽減のために

静岡県や静岡市、浜松市から助成金があります。

2024年4月1日からの変更点

最初に大事なことを2つお伝えします。

助成金はお住まいの自治体で変わります。

地域格差もかなりあります

不妊治療の助成金は静岡県と市の両方からもらえます。

※静岡市と浜松市は政令指定都市のため、県は無く市のみです。

焼津市などの政令指定都市以外の方は、県と市の両方から助成金が貰えます。

 

静岡県および静岡市、浜松市の不妊治療の助成金が2024年4月1日より開始されます。

先進医療の費用の7割を負担してくれます。

※静岡県と政令指定都市(静岡市と浜松市)の内容は基本同じです。

胚移植の判定日が4月1日以降の先進医療をされた方が対象。

 

 

上記は静岡県様のチラシの抜粋ですが、詳細は下記のHPをご参照ください。

自治体名をクリックすると、自治体のHPに飛びます。

静岡県不妊治療助成金

静岡市不妊治療助成金

浜松市不妊治療助成金

注意点とお願い

今回この記事を作成するにあたり

各自治体の担当者の方にご連絡させていただき

助成金の現状を出来る限り正確に書いたつもりであります。

 

しかし、制度は急に変わる可能性もあります。

また、利用可能条件は様々で、まだHPを更新中の自治体も多いです。

情報が違った場合の責任が取れないため

必ず事前にお住まいの自治体にご相談ください。

助成金が無い(終了した)市

藤枝市不妊治療助成金

島田市不妊治療助成金

助成金がある市

県からの助成金に加えて、市独自の不妊治療への助成をしてくださる自治体もあります。

自治体ごとの助成方法は違うのですが

特に大きく助成してくださる焼津市と富士宮市をご紹介させていただきます。

※詳細につきましては各自治体のHPを参照ください。

自治体名をクリックすると、市のHPに飛びます。

※現在HP更新中の自治体もあります。

気になる方は直接自治体にご連絡ください。

焼津市

焼津市は年度上限額が100万円と大きいです。

ここまで助成してくださる自治体は無いと思います。すごいです。

着床前診断(PGT-A)などの自費診療でも申請可能です。

※注意点としまして焼津市にご夫婦のどちらかが1年以上前から住んでいる必要があります。

 

また、年齢制限も無いのですが43歳未満と43歳以上で1回当たりの助成金額の上限が変わります。

 

 

43歳未満の方は1回当たりの助成金の上限が年度当たりの上限と同じ100万円です。

※県の助成金やご自身が加入している民間の生命保険からもらった費用は引かれますので、注意してください。

 

 

43歳以上の方は今までと変わりません。

1回当たりの助成金の上限が10万円です。

10回まで助成してくれるので、総額は43歳未満の方と変わりません。

詳細につきましては下記を

焼津市不妊治療助成金

富士宮市

 

 

富士宮市はタイミング、人工授精、体外受精と不妊治療の全てが対象で

かつ自費でも保険でも全て対象という手厚い自治体です。

年齢制限もなく、年度上限額も80万円と大きいです。

詳細につきましては下記を

富士宮市不妊治療助成金

 

他の市町村

富士市不妊治療助成金

沼津市不妊治療助成金

三島市不妊治療助成金

熱海市不妊治療助成金

裾野市不妊治療助成金

御殿場市不妊治療助成金

伊豆の国市不妊治療助成金

掛川市不妊治療助成金

袋井市不妊治療助成金

菊川市不妊治療助成金

焼津市不妊治療助成金

富士宮市不妊治療助成金

 

上記の市町村は不妊治療の助成金がありますが

内容(体外受精のみなのか、自費も保険も共に可なのか)

条件(年齢制限や第2不妊まで、転居したばかりが不可など)

申請の締め切り期間

は各自治体ごとに様々です。

 

できる限り情報を把握するよう努めますが

急な変更もあり得ますので

助成金の申請を検討されている患者様は

お住まいの自治体へのお問い合わせをご自身でお願いいたします。

 

以上となりますが、今後も情報に変化があり次第upしていきます。

自治体ごとに違う申請期限に間に合うよう、すぐに申請していただくようお願いいたします。

 

山梨県不妊治療の助成金

山梨県の患者様にも来院していただく事が増えてきました。

山梨県では保険診療と併用した先進医療に対して助成してくれます。

先進医療の費用の7割を負担、上限額は21万円です。

詳細につきましては下記を

山梨県不妊治療助成金

 

高額療養費制度

保険になりましたが、体外受精の費用は決して安いと言えないと思います。

 

ただ、保険の場合は高額療養費制度が使えます。

高額療養費制度とは保険診療での自己負担を減額してくれる制度です。

収入に応じて、一定額以上の自己負担を超えると

残りは国が支払ってくれます。

詳細はこちらを参照ください。

民間の医療保険

保険の採卵と移植は手術

保険での採卵および移植は手術扱いです。

民間の医療保険に加入されている方は、給付される場合があります。

ご加入されている医療保険会社にお問い合わせください。

先進医療について

先進医療は保険と併用可能な自費診療です。

高額療養費の対象にはなりませんが

※民間の医療保険に加入されており、先進医療特約(オプション)をつけている方は、全額カバーされる場合もあります。

ご加入されている医療保険会社にお問い合わせください。

 

よろしくお願いいたします。

 

院長 菊池 卓