2.1PNについて

受精確認をしていると

正常な受精はPNが2つだけ見えますが、

 

通常サイズのPN2つに加えて

小さなPNが1個見える卵があります。

 

以前は3PNとしていましたが、

近年2.1PNと判別しています。

 

今回はその“2.1PN”のお話です。

 

3PN胚は3倍体とされていますが、

2.1PN胚は遺伝子解析を行うと

胚盤胞まで育った場合には

正常な2倍体であることが多い

という報告があります。

 

その2.1PN胚を移植したのち

出産したという報告もあります。

 

しかし、小さいPNをどの大きさから

3PNとするのか基準が不明確です。

 

今後の報告に注目したいと考えています。

 

参考文献

 

培養室より