卵を育てる部屋 クリーンルーム
今回は“クリーンルーム”について
ご紹介します。
空気清浄度の高い空間を維持し、
胚を最適な環境で育てるための部屋です。
この環境を維持するために
胚培養士はヘアキャップとマスクを必ず着用し
入室するたびに手洗いを行います。
設備面では
HEPAフィルターの設置と
クリーンルームを陽圧にすることで
埃や菌の侵入を防いでいます。
先日、クリーンルームの
環境清浄度測定を行っていただき、
その結果が届きました。
空気1立方フィート中に存在する0.5μm以上の粒子の数によって
クラス判定されます。
体外受精を行うために必要な
クラスは10,000とされています。
今回の測定では
より清浄度の高い
クラス1,000の判定でした。
このように清浄度の高い、
胚に最適な環境をつくる
取り組みをしています。
培養室より
静岡県静岡市の不妊治療専門クリニック、菊池レディースクリニック院長。日本産科婦人科学会産婦人科専門医、日本生殖医学会生殖医療専門医、特定不妊治療費助成事業指定医療機関。刺激周期を主体としたクリニックと自然周期を主体としたクリニックの2箇所に勤務経験あり。患者様のご希望と体質に応じた治療を行っていきます。