ビタミンDで妊娠率アップを  ~治療法~

今まで妊娠とビタミンDについて紹介してきましたが、その他にも

 

①胎内発育遅延児(SGA)のリスクを減らす。

 (Bi WG et al. jamapediatrics,2018)

②がん全体に罹患するリスクを下げる。

(Sanjeev Budhathoki et.al.,BMJ,2018)

③精子の運動能力を高め、受精能力を強くする。

(Martin Blomberg Jensen et.al. Human Reproduction,2016)

などの有益であるとする報告を多く認めております。

 

ではビタミンDの濃度をあげる方法ですが

大きく分けて3つです。

①紫外線を浴びる。

週に2回、5~30分は日光を浴びる。

*紫外線を浴びるのが大事ですので、日焼け止めを塗ってはいけません。

冬場や曇りの日は紫外線が少ないので、長めに日光浴をする必要があります。

 

②食品からとる。

魚類(いわし・さば・サーモン)、キノコに豊富。

いわゆる日に浴びた食物が良いです。

いわしやさばなども海の表層にいるので、よく日に浴びておりビタミンDが豊富です。

 

 

しかし、①、②共に難しいです。

①の紫外線を浴びるも、浴びすぎは将来的な皮膚癌のリスクにもなりますし、肌にも良くありません。

②も食物から吸収できるビタミンDはそれほど多くありません。

魚介類を食べると妊娠しやすくなる報告もあることから摂取をお勧めするのですが、値段も高く、手間もかかるため難しいです。

ではどうするかというと

③サプリでの摂取を勧めます。

 

どこのドラッグストアでもよく売っておりますし、簡単です。

標準の摂取量である1000単位であれば、過剰になることはほぼありません。

また、治療を急いでいる方には採血で血中濃度を測定し、摂取量を調整していくこともできます。

ビタミンDは妊娠だけなく、その後の妊娠や健康にも良いためできるだけ改善していくことが望ましいです。

 

採血はどの時期でもできますので、希望な時はお伝え下さい。

外注検査のため、結果は2週間かかります。

 

院長 菊池 卓

 

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