月経とホルモン変化①
月経が始まってから
次の月経が起こるまでの周期中に
ホルモンは高くなったり、
低くなったり変動しています。
そのホルモンの影響を受けて
卵巣内の卵胞(卵子を育てる袋)は大きくなり
一定の大きさ(20mmほど)まで育つと排卵し
黄体へと変化します。
月経周期中の変化をまとめたものです。
① 月経が始まるとFSH(卵胞刺激ホルモン)が
卵胞を育てます。
② 育った卵胞からエストラジオール
(卵胞ホルモン)が分泌されます。
③ エストラジオールが高まると、
LHは短時間で急激に上昇します(LHサージ)
④ LHサージ開始から36時間で排卵します。
⑤ 排卵後の卵胞は黄体に変化します。
⑥ 黄体からプロゲステロン(黄体ホルモン)と
エストラジオールが分泌されます。
⑦ 黄体は14日程でなくなり、①へと戻ります。
この①~⑦が
正常な周期は25~38日とされています。
院長 菊池 卓
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静岡県静岡市の不妊治療専門クリニック、菊池レディースクリニック院長。日本産科婦人科学会産婦人科専門医、日本生殖医学会生殖医療専門医、特定不妊治療費助成事業指定医療機関。刺激周期を主体としたクリニックと自然周期を主体としたクリニックの2箇所に勤務経験あり。患者様のご希望と体質に応じた治療を行っていきます。