ビタミンDで妊娠率アップを  ~体外受精の方へ①~

ビタミンDは脂溶性のビタミンの1つで骨の成長に関する働きが有名ですが、近年ビタミンDが不足すると体外受精の妊娠率低下や習慣性流産が増えてしまったりするという報告を多く認めております。

 

下記論文は、私がビタミンDについて調べていたときに最初に読んだ論文です。

2014年と少し古いですが、インパクトがありましたのでご紹介いたします。

アメリカで卵子提供プログラムを受けている方のビタミンD濃度を調べたものです。

卵子提供ですので、卵子の質は同じと考えて下さい。

 

血中のビタミンD濃度は採血で濃度を測ることができます。

30~60ng/mLが正常値です。

不妊症の方の9割方が不足しているとする報告もあり、私の体感としてもほとんどの方が不足している印象です

上記の表をみてください。

妊娠率、生産率ともにビタミンD十分群の方が良いです。(有意差あり)

妊娠率 十分群 74%  不十分群 42% 不足群 35%とかなり成績が違います。

類似の論文も多く有り、ビタミンDの値が改善することで妊娠の成績が上がることが期待できます。

 

次回はビタミンDの改善で妊娠率が上昇した論文をまとめたものをご紹介します。

ビタミンDで妊娠率アップを  ~体外受精の方へ②~

 

院長 菊池 卓

 

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