hMG/FSH-hCG療法

LH、FSH、エストロゲンが低い方は上記の排卵誘発剤の効果が無いため、hM/FSH-hCG療法を行います。hMGとはFSHとLHの成分が1:1の割合で混在しているものです。この方法は、hMG/FSHを注射してから卵胞を発育、成熟させてからhCGを注射し、卵胞が20mmほどの大きさになった時点で排卵させます。保険適応はありますが、自己注射の適応はないため院内で注射を行う必要があります。刺激が強いため卵巣が腫れ、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)OHSSになりやすいというデメリットもあります。
メリット:LH、FSHが含まれているため 効果が強力
デメリット:自己注射は保険適応外のため、頻回の院内注射が必要になる。
必要な投与量の個人差が大きいため、なかなか卵胞が育たなかったり、卵胞が多く育ちすぎてしまうことがあり、キャンセルする確率が他の薬剤と比べて高い。