人工授精(IUI)
ネーミングよりはるかに自然に近い治療法です。下記のイラストの様に行います。

子宮内に管を入れて、精子を直接注入する方法です。精子が子宮へ入る方法が異なるだけで、タイミング法と基本的には変わりません。ただし、タイミング法よりも奥に精子を注入することができるというメリットがあります。自然に近い分妊娠率は低く、一般的に1回あたりの妊娠率は7~10%程度です。当院では人工授精の妊妊娠率向上のために①精子調整を体外受精レベルの高度な方法で行う②排卵誘発を併用する③卵管内人工授精などの取り組みを行っております。しかし、そういった取り組みを行ってもピックアップ障害や受精障害が不妊症の原因であった場合には効果が無く、人工授精で妊娠する方は4~5回でおよそ90%が妊娠するため、それ以降は体外受精へのステップアップを検討します。