インスリン抵抗性検査
排卵障害を引き起こすPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)はいくつかの要因によって引き起こされますが、その一つとしてインスリンの血中濃度が関係していることがわかってきました。すい臓で作られるインスリンは、エネルギーを細胞に取り込み、グリコーゲンの合成を促して分解を抑えるホルモンで、血糖値を一定に保ってくれています。しかし、インスリンが分泌されているにも関わらず、インスリンがうまく作用しないインスリン抵抗性の場合もあります。インスリン抵抗性は採血でわかります。空腹時に血糖値とHbAICを測定します。(食事をしてしまった場合にはできません)。インスリン抵抗性が高い場合はメトホルミンを服用して改善を図ります。