プロラクチン(乳汁分泌ホルモン)検査

プロラクチンとは、下垂体から分泌されるホルモンで、母乳の分泌を促す働きをします。また、排卵や月経を抑えて次の妊娠を妨げる役割も担っているため、不妊症の原因となります。プロラクチンの値が高くなる原因として、ストレスやある特定の薬剤、下垂体の腫瘍などが考えられますが原因不明のことも多く、カベルゴリンなどの薬剤で治療を行います。
また、普段は正常値であってもストレスを受けた時や夜間に値が高くなることもあり、これを潜在性プロラクチン血症と呼んでいます。潜在性プロラクチン血症は特に問題なく、治療は必要ありません。