子宮頸管粘液検査って何ですか?

当院ではタイミング、人工授精の患者様に

子宮頸管粘液検査を行っております。

 

患者様よりどんな検査ですか?と

ご質問を受けますので説明させていただきます。

 

その名の通り

子宮の頸管(入り口)から

粘液を採取して

検査をしております。

 

こういったシリンジで採取しています。

 

透明で伸びるおりものが多いと(ノビオリ)

『卵胞が順調に育っている』

サインの1つになります。

 

ノビオリ(卵胞育っているとき)

 

 

ノビナシ(卵胞発育がないとき)

 

 

基本的に卵胞発育は

エコー(超音波)で見ています。

 

ほとんどの場合問題なく見えるのですが

腸のガスや卵巣の位置などにより

見えにくい時もあります。

 

また、卵胞っぽくみえるけど

ただ体液の入った袋を見ているだけという

こともあります。

 

判断材料を増やすために

体外受精の時には

ホルモン採血を必須としています。

 

ホルモン採血は非常に有用で

本来でしたらタイミング、AIHの患者様も

全員にエコー+採血を行わせていただきたいのですが

費用と時間がかかることから省略しております。

 

*希望があればいつでも行います。

 

採血の代わりにしているのが

子宮頸管粘液検査です。

エコーで卵胞が見当たらなくても、

ノビオリがあればどこかに

発育している卵胞がある可能性が高いです。

 

他にも卵胞が育つと

子宮内膜が厚くなりますので

内膜厚も参考にしています。

 

なぜ、粘液の性状が変わるかですが

普段は雑菌が子宮から体内に入らないように

粘液で蓋をしているからです。

 

ただこれですと精子が子宮の中に入れず

妊娠できません。

 

 

そこで卵胞が大きくなると

粘液の量を増やして

ノビオリにします。

 

 

そうすることで

精子が子宮の中に入りやすくします。

 

 

子宮頸管粘液は

・保険適応がある

・時間がかからない

・患者様が痛くない

が揃ったとても良い検査だと思っております。

 

今後もしっかりと行って行くつもりです。

 

似たような検査としてヒューナー検査があります。

そちらは以前の記事を参照ください。

フーナー(ヒューナー)テスト 不良(bad)の原因は?

 

院長 菊池 卓

 

 

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