子宮鏡検査について
子宮鏡検査について説明します。
イラストの様に3〜5mmの細い内視鏡を子宮の中に入れます。

時間はおよそ5分程度、痛みも子宮卵管造影より少ないです。
・慢性子宮内膜炎(内膜の発赤やmicro polyp)
慢性子宮内膜炎についてはこちらの記事を参照下さい。
・超音波では見えないポリープや子宮筋腫など
・子宮奇形(中隔子宮や双角子宮など)
流産などに関与します。流産になっても、次の妊娠をあきらめないでください。②参照下さい。
がわかります。
*実際の画像は気持ち悪くなる方がいらっしゃると思うので、自粛します。
(クリニック内の動画で希望する方のみに見ていただくつもりです)
胃や腸、気管支(肺)内視鏡との違いです。(子宮鏡が圧倒的に楽です)
・前処置がいらない(大腸内視鏡は便が貯まっていると見えにくいため、下剤を飲む必要があります)
・絶飲食がない(胃や大腸内視鏡は見えやすくするために、事前の食事や飲み物は不可です)
・嘔吐反射が少ない(特に気管支鏡で強いのですが、管が入ると嘔吐して出そうとします。子宮にもあるのですが、他の臓器と比較すると少ないです。)
・子宮は短いので観察時間が短い(腸や大腸、気管支は長いですが、子宮は7cm程度です。)
ぜひ行って欲しい方です。
・良好胚を何度移植してもうまくいかない反復着床不全の方
・流産が続く不育症の方
・ポリープがあるかもと言われている方
祝日も行えるようにする予定ですので、ご希望のかたはぜひ教えて下さい。
院長 菊池 卓

静岡県静岡市の不妊治療専門クリニック、菊池レディースクリニック院長。日本産科婦人科学会産婦人科専門医、日本生殖医学会生殖医療専門医、特定不妊治療費助成事業指定医療機関。刺激周期を主体としたクリニックと自然周期を主体としたクリニックの2箇所に勤務経験あり。患者様のご希望と体質に応じた治療を行っていきます。